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Pisnowar

札幌でアクセサリーの製作・販売(委託販売)を行っています。
15日目 8月16日

6:00 看護師がカーテンを開けにくる。

温かいタオルは使いますかと聞かれ、ほんどんど声になってない声で使わない旨を伝える。


スマホを一通りいじり終え、
トイレに行って、顔を洗う。


トイレで顔を洗っているわけではない。


荷造りをする。


ラスト朝食。
焼き鮭に鯛味噌、竹輪と白菜の煮込んだやつ。


歯を磨いてベッドで小休止。
着替える。


ラストホーミーを聴いたところで、ラストコーヒータイム。


ローソンでコーヒーを買い、
裏口の警備室で退院の手続きをする。


特等席の渡り廊下の下に腰かけての一服。


もうここに来ることはない。


部屋に戻って荷造りラストスパート。
一時間後には母が迎えに来る。


看護師に保護シールを剥がしてもらう。
傷口のテープは自然に剥がれるのを待てば良いそうだ。


ひと眠りして待つことにする。


トイレに行って戻ってきたら、
母と姉が気配を消して待っていた。


心臓に悪いのでやめて欲しい。


最後にじいさま2人にキャラメルを一粒ずつ置いてきた。


一人は銀歯に引っ付く不快さに、
もう一人は自分で剥けない悔しさに涙することだろう。


車に乗ってとりあえず家にむかう。
荷物を下ろし、再度車に乗り込む。


街中に向かって華州で退院祝いをする。


久しぶりの下界の食べ物は色んな味がして美味しゅうございます。


外の空気、人混み、地面の凹凸、
五感で感じる情報は多い。


やっとこれで普通の人間に戻れたはず。


二度の入院期間も、金属入りの身体も夢の中の話のようで、
それは現実。


↓ ぶっ飛ぶ の図

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14日目 8月15日


6:00 看護師がカーテンを開ける音で目が覚める。
おはようございますと一言挨拶をしてスマホの画面を見る。


少しゴロゴロして脳みそを起こす。


メールの返信やSNSをチラ見して本を読む。


朝食。
ハンペンが出た。
ハンペンはあの口当たり、味ともにあまり好きではない。


何より、ハンペンが米のおかずになるとでも思うのか?
なぁハンペンさんよ、どうなんだい?


鋭く尖った箸で思いっきり真っ二つにしてやった。


ピクピクともがき苦しむハンペン野郎を殺意に満ちた目でひと突き。


そのまま大きく開けた口の中に放り込んでやった。



むっしゃむっしゃむっしゃむっしゃむっしゃっ


この変なスポンジみたいな気泡のひとつひとつから味が染み出し、
滑らかなのか、しゅわしゅわなのがわからない、この忌々しい食感を生み出す。


食べ物じゃないものを食べてる気分になるのだ。


ご飯をひと口食べる。



お醤油ベースの薄めの味付けのツユにひたひたになったハンペン野郎の片割れにトドメのひと刺し。


むっしゃむっしゃむっしゃむっしゃむっしゃ


せっかくの和風の、しかも薄口の、ぼくの好きそうな味付けなのに、このへんてこりんなスポンジフィルターを通したことで、
妙なハンペンテイストの味になる。


なんなんだこいつは。


ご飯を食べる。



ハンペンのもう一人の影に薄汚れた緑色の何かがある。
これは、ピーマンか?


ツユから逃げ切れずに器の隅で負の遺産の如く盛られたカーキ色の・・・
これは、ピーマンか?


生き残っているハンペン太郎を端に追いやり、そのカーキ色の物体に箸を伸ばす。


しなしなの食感と、お醤油ベースの薄い味、そして、わずかに、
忘れかけていたころにほんのわずかの苦味が顔を出す。



これは、ピーマンか?



答えが知りたくて、さらにもうひと口。


これが、ピーマンだというのか。


ピーマンと言えば、
その類い稀なる青々とした苦味と、
中身を食べるという概念を覆し、
皮なのか果肉なのかわからない、その部分に含まれた水分バランス、
噛んだ時に少しだけ抵抗する艶やかな表皮とシャキ感。



これこそがピーマンの、ピーマンの生き生きとした姿ではないのか。


それに比べてどうだ。
君はどうだ、どうしたんだ。



どーしてそんなにぐったりしてるんだぁーーーー!!!!



そうか、



これも、



このハンペン太郎の仕業かぁーーー!!!!



ピーマンの仇!



どぅりゃあー!



箸でがっしりと急所を掴み、
身動きの取れない状態にして、
そのまま我が牙で真っ二つじゃあーーーーー!!!!!



むっしゃむっしゃむっしゃむっしゃ


ご飯を食べる。



目の端にぐったりとしたピーマンが見える。
仇を取ろうとしたぼくを見てわずかに微笑んでいるようにも見える。



ちくしょー、
ちくしょー、



ピーマンを、
こんなことにしやがってー!



溢れる涙をも際限なく吸い込むハンペン太郎の片割れ野郎を震える手で口の中目掛けてぶん投げる。



ご飯を食べる。



泣くのは玉ねぎの前だけにしてくれや・・・



か弱く親指を立てて、目を閉じるピーマン。



味噌汁をひと口飲み、残ったピーマンを食べる。



今日はちょっと早めにコーヒータイム。
公園で雨上がりの芝生にスリッパを濡らしながら一服。



風が吹くと頭上の葉っぱから小雨が降る。



まつ毛に付いた小さな水滴をそのまま景色にして、急ぎめの二服目。
コーヒーを飲み干し部屋に戻る。



急いだ理由は予約制のシャワーの時間。
ちょうど良い時間が埋まってたので、朝一に入ってしまおうと思ったのだ。


これでここのシャワーに入るのも最後かと思うと、少しも寂しくなかった。


ベッドに腰掛けてタオルで頭を拭く。
ペットボトルの水をひと口、ふた口。


この水いつ買ったやつだっけ?
3日は経ってる気がする。



今日中に飲み干す決意をする。


お昼までは相当時間がある。
よし、何か作るか。
革の残りは少ない。


裁ちばさみ入れ。
学生の時にデニムの前掛けで作ったものをずっと使っていた。


よし、と思い立ち、それを作る事にする。


残りの革をハギ合わせる。
特に型紙を作るわけでもなく、
ハサミを置いてはペンで印を付ける。


下穴を開けて切り替え部分を×××と縫っていく。


昼食。
デザートはキウイだ。
いつまでも口に残る酸味。


外は雨、歯磨きを済ませて次の切り替え部分をやっぱり×××と縫っていく。


雨が上がったのを見計らって一服しに行く。


先ほどまで降っていた雨でアスファルトは濡れていた。
水溜りを避けながら歩いていたが、
駐車場を抜けるまでにスリッパは完敗していた。


足裏の不快感からどうにも落ち着かない。
急ぎめに煙草を吸い終え病院内に入る。


いつもより少し重たいスリッパは鈍い音を廊下に響かせる。


今日は土曜日、病院内も静まり返っている。


部屋に戻ってペーパータオルにスリッパの水分を染み込ませる。
何度かやってみたが、次にトイレに立つまでにどうにかなりそうな気配はない。


ドライヤーを借りて乾かしてみる。


さすが、温風。
履いても、しっとり湿っぽいな〜程度までは乾いた。
底面はまだ水分を含んでいるように見受けられる。


気分を切り替えてハサミ入れの続きをする。
3枚重ねた革の穴がぴったり合うかがこれからの明暗を分ける。


まずまずの出来だ。
片側を縫ってみて実感する。


雨も降ってないので、ここで一息いれることに。


ローソンでコーヒーを買って、
公園に行く。
足元はスニーカーだ。


空は曇ってないが、パラッパラッと雫を感じるようになってきた。


また頭上の葉から落ちてきているのだろうと思っていたが、
どうやらそうではないようだ。


視覚でも雨の線が確認できたので足早に戻る。


ハサミの最後の一直線。
浮きを作りながら、ストレスの溜まった革を三枚重ねで縫っていく。


少し縫い進めて、
間にある革の穴がズレていることに気が付く。


何とか針をクネクネさせて縫っていく。
最後のひと穴が余った。
ズレたようだ。


つじつま合わせでひと穴増やして、完全!


何という満足感だろう。


荷物の整理をする。
まだ全てを詰め込んでないのに、
既に激重の予感のリュック。


どうしてリュックというのはこんなに重くなるのだろうか。


本を読む。


夕食。
さつまいもが喉に詰まる。


スニーカーを履いて一服しに行く。
夕方の特等席、渡り廊下の下の土台は雨に濡れて座れそうもない。


壁に寄り掛かって煙草に火を付ける。
しゃがみ込んでみるが、あまり落ち着く態勢ではないし、
何よりみっともないと思い、
立ち上がる。


みっともない?
今さら?


笑顔の素敵な看護師が自転車で現れる。
今日はお疲れ様でしたと告げる事ができた。


明日は来るのか、今のが最後か。



煙草を吸い終わって夕焼け空を眺めていると、
建物の角からひょっこり車椅子の男声が現れた。


こんばんはと挨拶をする。


「もう入院長いんですか?」と聞いてくる。


早い、話しかけてくるのが早い。


「いや〜二週間くらいです、
もう明日退院ですよ」と答える。


その後も、
何階?とか
可愛いコいる?とか
いくつ?とか
どうして入院したの?とか
仕事は?とか

とにかく色々聞かれたので、
ぼくのターンが終わった所で、
やはり相手の事も聞かねばも思い聞いてみる。


遊園地のアトラクションを動かすスイッチがひとつだとしたら、
たぶんぼくはそのスイッチを押したことになる。


彼は話上手で、かつ、わりと早口めの口調で次々と色々な事を語る。


自分の入院のこと、病気のこと、仕事のこと。


ぼくらはもう一本煙草に火をつけ話をする。


悲観的でもなく、諦めてるわけでもなく、ごく普通に、普通に、たまに笑ったりもしながら自分の話をしている。


ぼくも彼の置かれた立場がかわいそうだなとか、辛いだろうなとか、そんな同情はなく話をする。


考えたってわからないのである。
どんなに彼を知ろうとも、
詳しく話を聞こうとも、
彼の気持ちはわかるわけがない。


ぼくがガムを食べ始めたのを見て、戻ろうか、と彼は言った。


エレベーターに乗ると、

「4階のデイルームはめっちゃ広いよ」

「へぇそうなんですね!」

「あ、見る?」

「じゃ、そうしよ!」

そう言ってまるで彼の家に行くようなノリで、
2階で開いたドアをそのまま閉めた。


4階に着くとデイルームは確かに広かった!


もう何度もブログで「デイルーム」を出しているが、

何なのかと言うと
大きなテレビがあったり、
お茶や水の機械があったり、
雑誌や新聞なんかもある共同スペースの事である。


デイルームのテーブルには彼女らしき女性がスマホをいじって待っていた。


彼は「今友達になった笑」とぼくを紹介する。


それから始めてお互いが名を名乗り、三人の会話が始まる。


彼も明日退院らしく、帰りに円山でランチをするらしく、
2人でどこに行くかの議論が始まったのが、


もうここへ来て30分くらい経った頃だった。


ひとしきり会話が収まったところを見計らって、
「じゃ、そろそろ戻りまーす」と言って別れを告げた。


「お大事に」の言葉も添えて。


エレベーターで2階に降りながら、あまりにもドライだったかな〜なんて思ってもみたが、
実はたいして気にしていない。



部屋に戻って日記を書く。
残りの荷造りは明日の朝だ。


スマホをしばらくいじって寝る。


途中、向かいのおじさんの「眠剤くださ〜い」コールと
隣のおじさんの「痛み止めくださ〜い」コールで

なかなか深い眠りにつけない。


朝方だったろうか、
隣からか細い声で
「おかぁさん・・・
いたぁい・・・
かえりたぁい・・・」


と聞こえてきた。
寝言か、いつものように独り言か。



そうか、隣のおじさんは帰りたかったのか。














まだまだー!!!!



↓裁ちばさみ入れの図







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13日目 8月14日

6:00 勝手に目が覚める。

FBのコメントを返したり、
メールを返したり、
しばしスマホをいじる。


ヤスリ入れの昨日間違えて縫ったところをほどく。


縫う。


できた。



朝食。

まっきっきの玉子にカニカマが包まさったるおかず。
どうやってこんなにまっきっきに、焦げ目も付けずに焼くのだろうか。


食後の楽しみ、コーヒータイム。
今日も足に蟻が登ってくる。


考え事をする。


部屋に戻って考え事をする。


今度は革の充電器入れを作ることにする。


表面がヌメヌメに加工された革、
ここではヌメ革とでも言っておこうか。



向かいのおじさんが珍しく話しかけてきたので、話す。


それとなく、ごく自然に会話は途切れた。


下穴を開けて、縫い始めたところで、病棟のしちょう(漢字がわからない)とやらがきた。


革を縫うぼくを見て、
こういう仕事されてるんですか?とか
革縫うの大変そうですねとか、
どうして怪我されたのですか?
とか

色々聞いてきたので答える。


自分もマラソンやってて、
でも膝が悪くてうんぬんかんぬん

自分の話をあれこれ始め、
帰って行った。



なんだったんだろう。
コミュニケーションかな。
暇だったのかな。


謎である。


昼食は中華丼ときゅうりの漬物とメローン。


あと数針縫えば仕上がるところまできていたので、完成させる。


ヌメヌメが気持ち悪くていい感じだ。


ゴロンと横になると眠気が襲ってきたので少し眠る。


公園で一服。
蟻が登る。
くすぐったいからやめとくれ。



部屋に戻って本を読む。
友人が話題の「火花」を貸してくれたのだ。


ひとしきり読んだところで、
今度は打ち具入れを作る。


革の下穴を開ける道具だ。


今までは手の届く所にあったテキトーな厚紙で作った(仮)の入れ物をずっと使っていたのだ。



ほとんど使う事のない「黒」い革を使う。
裏っ返せば滑りも良いし、
黒くない。


下穴を開けたところで15:30のおやつといこう。


昨日友人が持ってきてくれたパンを持ち、ローソンでコーヒーを買い公園へ行く。



いつもは公園の入口の鳥の置物に腰掛けるのだが、
今日は足を伸ばしてあずま屋まで行く。



パジャマ姿で公園に来る事はほとんど無いし、
スリッパで芝生の上を歩く事もそうそう無いだろう。


外の世界の凹凸や傾斜を体感するには丁度良いと思ったのだ。


リング状になったハード系のパンは何かのフルーツをピールしたようなものが入っていて、
時たまその爽やかが鼻から抜ける。


これは紅茶が合うな、などとイギリスのアフタヌーンティに思いを馳せる。



ぼくはベンチから立ち上がり
左手にソーサー、右手には薄い接吻のカップに入った紅茶を持って庭を眺めるのだ。



パンはどこへいった。



つまらぬ妄想を冷めかけた紙コップのコーヒーを飲み干すのと同時に終わらせた。



足元には食い散らしたあとのカップ焼きそばのゴミがある。


裏返しの紙ぶたには小さい虫が沢山たかっている。


吸殻まみれの景色はとても良いものとは言えない。


部屋に戻って本を読む。


夕食。
白身フライ。かぼちゃ。
ソースがあったのでたまにはと思いかけてみる。


かぼちゃは喉に詰まる。


食後の一服に来て鼻歌を歌う。
暗くなるのが早くなった。
夜の空に虫の声が際立つ。


部屋に戻ってミンティアケースを作ることにする。


友人からビアガーデン来てるよ、
の画像が送られてくる。


ミンティアケースはあっという間に出来た。
ヌメ革を使ったので滑らなくて良さそうだ。


就寝時間10分前。
もう電気を消しに来た。


手元のライトで本を読む。


明日で最後。
おやすみなさい。

↓ミンティアケース

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12日目 8月13日

6:00 今日もおじさんのモーニングコールで目が覚める。


看護師が温かいタオルを差し出してきたので、使うことにする。


トイレに起きたついでに
やっぱり洗面所で顔をじゃぶじゃぶ洗う。


朝食までの時間をスマホをいじって潰す。


食後、久しぶりに電動歯ブラシ、
手動歯ブラシ、電気カミソリの三重奏を奏でる。


一息ついてから、コーヒーを買って公園で一服。


熱いコーヒーと日差しのダブルパンチで汗ばむ。


シャワーを浴びる。


作業の続きをする。


薬剤師の方が挨拶にきた。
昨日で飲み終わった薬の説明をしてくれる。


何か気になることなどありますか?
と聞いてきたので、


「サワイってなんですか?」と気になっていたことを聞くと


「サワイ製薬です」の他にも、

先発の薬と後発の薬があって、サワイ製薬は後発で、同じ成分、効果で先発よりも安いということまで教えてくれた。


薬剤師は隣のおじさんのところへ。


おじさんは便が一週間出てないことや、おにぎりに何故塩がかかってないのかとか、ここの病院は何も説明してくれないとか、


グダグダと文句を連ねていて、
あまりにもうるさかったので、



運ばれてきた食事を早々に切り上げ、病室のドアを閉めて廊下の椅子で話が終わるのを待った。



しばらくすると、
薬剤師が出てきたので、立ちあがる。


「うるさかったですよね、、、」と申し訳なさそうに言ってきたので、

「はい!そうですね!」と元気よく答えておいた。


我ながら性格悪いな〜と感心する。


薬剤師は巻き込まれただけなのにね。


歯磨きを済ませて一服しに公園へ。


今日は友人がお見舞いに来てくれるという。


何時頃に来るのか聞いてみると、
まだまだ先だったので、部屋に戻って昼寝をする。


看護師が回ってきた音で目を覚ます。


血圧を計って、足の保護シールを貼り直してもらった。


傷は順調にくっついてきている模様。
土日の退院もできるのか確認すると、問題ないですと返ってきた。


じゃあ日曜日の午前中に帰ります、と告げる。


ヤスリ入れの続きをする。


少ししたら友人登場。


いきなり病室で話し始めようとしてたので、抑止して中庭に移動する。


借りてたつげ義春と官能小説を返し、最新の文藝春秋を借りる。


今日はお土産にプルーンと美味しいコーヒーを持ってきてくれた。


フルーツは体に染み込むような気がしてうましうまし。


友人はなんて事ない話をする相手がいないんだよな〜と嘆きながら、
あれこれ話していった。


ここで、今日の友人の行動をおさらいしてみよう。


起床 不明。
10時からの映画を見るために映画
館に行く(開演10分前)

本人が見たい映画とは他の映画に並ぶ人達がいっぱいいっぱい居てお盆の凄さを目の当たりにする。

映画を観ながら食べようと思い買ったサンドイッチを札幌駅の外の椅子に座って食べる。

少しぷらぷらしたのか定かではないが、

お寿司が食べたくなってはなまる寿司に行く。

案の定並んでいるが読書をして待つ事にする。

一時間経過

その後もぷらぷらしたのか定かではないが、

14:30過ぎに病院に着く。

なんやかんや話をして、

15:40 今日ネイルなんだよね、
と意味深に言う。

何時からか聞くと

16:00から・・・

なにしてん!

持ってきてくれたコーヒーがまだ残ってたので、部屋に戻ってマグカップに移す。

15:50見送る。





ぼくは公園で一服すると部屋に戻った。


考え事をするためベッドに座ってスマホをいじる。


カモンインスピレーション


夕食。
揚げ出し豆腐、フキとチクワの煮物など。
食後にプルーンを食べる。


考え事の続きをするため、
外に出て二服。


急に電波の調子が悪くなる。


だいぶスムーズに歩けるようになってきた。


部屋に戻ってFree as a birdを聴く。染みる。


ヤスリ入れの続きをする。


最後の最後で裏表を間違って縫ってしまう。


ほどき始めたところで、就寝10分前。
看護師が電気消しても良いですかと回ってくる。


気が早いな〜と思ったが快諾し、
今これ書いてる。


少しスマホをいじったあと、
眠りに入る。


↓ヤスリ入れの図





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11日目 8月12日

6:00 今日も隣のおじさんと看護師の会話で目が覚める。


看護師から体調、痛みなどを聞かれて、
今日も特に問題なし、
歩かなければ痛くないです、
と元気に答えるぼくはもう病人ではない。


サピカ入れの模様部分を塗って行く。


朝食は納豆。


隣のおじさんは久しぶりの納豆に喜ぶ。


一息ついて、コーヒーを買いにローソンへ。
心地よい日差しを浴びながら一服。


何度か喫煙スポットで出くわすおばちゃんが近付いてきた。
「ずっと点滴刺さってて煙草買いに行けないから一本くれない?」


煙草買いに行けない理由はそこじゃないだろうという突っ込みはグっと堪えて、


「巻き煙草でも良いです?きついですよ」と一本差し出す。


おばちゃんは癌の治療で入院中らしい。
出身は鳥取で、好きな食べ物はグレープフルーツで、家から2分の所にスーパーがあって、ダンスをやってる姪っ子が臨月で、


と、とにかく自分の身の周りのことを話まくっていた。


鳥取の花火は毎年5000発あがることや、二十世紀梨を送ってもらうことや、鳥取までのアクセスは岡山空港まで行ってそこから電車で2〜3時間とか、鳥取の知事の家は大きくて、事務所が駅前にあって、そこにはテレビがあって、
歩道側に向けてるから立ち止まって見ていく人がいる。


など、とにかく話まくっていた。


ぼくはただただ適切な相槌を打って話を聞いていた。


誰かと話したい。
聞いてもらいたい。


その気持ちはぼくにも十分わかる。


バイト先のコーヒー屋さんにもそういうおじちゃんおばちゃん、
じいさんばあさん達がたくさん来る。


みんな誰かと話したいもんなのだ。


幸いぼくは二人兄弟なのに一人遊びが得意かつ、こうしてブログをつらりつらりと書いているので、



何となく誰かと話しを、
じゃないな。


頭の中のことを吐き出せている。


それでもやはり生身の人間が良いに決まっている。


シャワーを浴びる。
小さくなった石鹸が泡立たない。



作業を進める。


昼食は八宝菜とオーレンジ。
お昼のデザートが楽しみのひとつ。


小雨が降っていたのと、
何だか眠くてたまらなかったので、一服するのをさぼって昼寝をする。


作業を開始する。


キリの良いところで、
ちょうど雨も降っていなさそうだったので、公園へ行く。


雲行きが怪しいので、そそくさ部屋に戻ってきた。


作業は大詰め、あとは周りを縫えばほぼ完成だ。


できた。
カードを入れてみると少しきつい。
落とす心配がなくて良いだろう。
それにきっと少し伸びるだろう。


まったりターイム。


眠いわけでもない、本を読むのもしたくない、スマホも触りたくない。


ただベッドに横になってボーっとしていた。


ご飯までもまだしばらく時間があるし、困ったな〜と思いつつも、
ひたすらゴロゴロゴロゴロした。
転がり過ぎてやや丸くなった。


夕食。
ラーメンみたいのが出てきた。
味噌汁のお椀に薄めの醤油ベースのつゆ、そこに太く柔らかい麺。


米と魚とサラダと
汁物の扱いとしてのラーメン。


雨が降ってきては困るので、
早めに食後の一服に出かける。



エレベーターで昼間のおばちゃんに会う。


一本いいですか?と聞いてきたので、

一本でも二本でも。と答える。



おばちゃんは明日退院が決まったらしい。


風が強く、久しぶりに肌寒かった。


おばちゃんは相変わらずのマシンガンで、
お骨が8個あるから仏壇の上が狭いとか、
鳥取に帰ったら食べたいもの、
鳥取弁について、鳥取のゆるキャラがジャスコに来た時の思い出、
鳥取の味付け、北海道弁に慣れるまでの話など、


とにかく弾が切れることがない。



もう一本差し出す。
ぼくは適切な相槌を打ちながら
時たま放たれる質問に一言応える。


そこから話が膨れることはない。


その後も
昔の職場(お好み焼き屋)での苦労、次の職場(市役所)の部長の飲んだくれ話など


とにかく話しまくる。


巻き煙草は吸い続けてないと火が消えやすいと言ったのに、
おばちゃんは話しまくっているので、何度も煙草に火を付け直していた。



あまりにも終わりが見えなかったので。
句読点が打たれたその一瞬の隙をついて、


「じゃっ、戻りましょうか。寒いし」

この何の脈略もない一言を放つ無神経さ、我ながらよくやった。


「ん?うん」
一瞬聞き返したが、すぐに理解したようだった。


おばちゃんもたいした気にする様子も無く歩きながらも部長の話をしている。


おばちゃんはロビーで電話するそうなので、ぼくは一人で2階へ戻った。


デイルームに誰もいなかったので、大画面でテレビでも見るか、
と腰掛けたが、


面白くなくて15分くらいで部屋に戻ることになった。


スマホをぽちぽちいじり、
ゴロゴロする。


急に衝動に駆られ、
裁断だけ済ませてあったヤスリ入れに下穴を開ける。


じんわり汗ばむ。



寝る前に程よく疲れた。


故によく眠れた。


↓サピカ入れ その2の図


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2005年から活動中です。

Pisnowarのアクセサリーはほとんどが1点物なります。

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